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01. 突然君は舞い降りた。
―もう夜中の1時をまわってる。
―なのに。
『………お前…ドコから来た!!?
…つか、何者だ!!?』
『え゛――…怪しい者ではありませんよ…ι』
( 充分怪しいから!!
…金髪で……王子みたいな格好して突然現れたら!!!)
考えながら、金髪少年を睨む。
『に、睨まないで下さいよ!!
…ぼ、僕は、クリス・レイザード。
異世界からやって来ました!!
…で、ここはどこなんでしょう?』
…思わず目が点になる。
『…………日本だ。…東京だ。』
クリス『…ニホン?…それ、国の名前ですか?』
(あ゛ぁ…ι
もう…夢であってほしい…。
眠いし、こんな時間だし…。)
『俺は八神理央。
いいか、よく聞け。
今は夜中なんだ、寝る時間なんだ。』
『は、はぁ…。』
理央『そこのベッド使っていいから…寝てくれ…頼むから。
事情とか説明は…明日でいいか?…勘弁してくれ。』
『はぁ…分かりました。…ベッド使っていいんですか?』
と、クリスはベッドを指差し、理央に尋ねる。
『ああ…。』
『ありがとうございます…では、おやすみなさい…。』
理央は無言で溜め息をして、毛布を自分にかける。
(………頼む…夢であってくれ……!!)
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