願い箱

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「磨いてくれ!!」 鋭い目つきの男が無愛想にそう言って男の子の前に履いたままの靴を出す。 「はい」 男の子は一生懸命に靴を磨いた。 「終わりました。」 そう男の子が言うと 男は札束から6枚ほどお金を抜き、男の子に渡した。 「え、こんなにも!!」男の子が驚いている間に男は何も言わづに歩いて行く。 男の子は今日の出来事を思い出していた。 「今日こんなに野菜が買えたのはあの男の人のおかげだ!!あの人は村では悪い人扱いされてるけどいい人なんだ、だからこれはあの人に」 男の子は走って行きあの鋭い目つきの男の元に向かった。
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