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まぁまぁそこはご愛嬌。くっきり二分割に股が裂かれたらニューウェーブヨガの道でミリオネアですよ。
ゆえに・・・
血だまりにあめんぼやゲンゴロウを放し飼いするささやかながらもインセインな夢をあきらめないで。
そんな志半ばにして、ここのところどうもトマトジュースを買うときや、低賃金系飲み屋で注文するトマト酎ハイもそうなんだが、
「飲料血ください」
『次は血ューハイね。あ、血・・・ューハイだからね』
は欠かさない。二回目からは
「血」
と言えばなんとも顔面神経痛を疑うようなプチご満悦な表情でトマトジュースやトマト酎をだしてくるものの、鼻血を入れられているという疑念に八つ当たりの左アッパーカットを見舞うスーパー自己中心的ぶりに腹の底からハッピーご満悦なのである。
あるムンムンする晩夏の夕刻、道端で肺ガン末期の血たんとおぼしきレッドグリーンのデジカモ模様の粘着物質に身動きが不自由なオオクロアリを見つけた。
私は血相を変え、手に持っていたエキスパンダーと30㌔の鉄アレイをかなぐり捨て、いちもくさんに交番に歩腹前進していた。
「まっていろーまっていろー」
と、ファルセットボイスで469回唱えたその時に交番にたどり着いた
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