犬糞フィニッシュ

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犬糞フィニッシュ

そんなこんなで、脂肪吸引用掃除機を開発した昆虫ずきな女がみずから主催した脂ギッシュパーティでケータリングしたのが、ダルメシアンSHIT社の得意とする生ぐそオードブルパーティパック(6300ユーロ)である。   ゲスト陣はみな酢にまみれて燦燦と輝くカマキリ財界の要人ばかり。皆、ここぞとばかりに犬の糞を生ぐそで、くそスープで、うんこカレーで、くそケーキで、shitフォンデュなど貪り食らい、勝ち誇っている。   糞もたけなわとなり、華やかに重油で乾杯し、腹部から吸引したとれたて新鮮な脂肪を惜し気もなく振る舞われ、若干ブリリアントながらも肛門に金属バットをブチ込まれたようなファナティックな夜は更けていった。   もうこの時代に絶句するような生き物は存在しない。   ただ、地球が酢の香りしかしない。   酉乍酉乍酉乍酉乍酉乍酉乍   了見の狭い人類は、いまから 酉乍に媚びとくといい。          糸冬
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