プロローグ

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高校3年、11月 放課後の教室で、俺は帰り急ぐ彼女を呼び止めた。 そして、こう告げた。 『別れようか…』 『うん…わかった…』 俺たちは… 高田哲也と保科咲子は たった2ヶ月で別れた… あっけないものだった。 俺の中に咲いた秋桜は… 冬の訪れと共に、 儚く散った… そして 春が訪れて俺は… 大学生になった。 遠くの街で俺は、一人暮らしを始めた… 保科さん… 俺は君がいない街へ、旅立ったんだ。 遠くに…こんなに遠い街へ…
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