或る星

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そして、発射装置のボタンが静かに押され、 数千万の砲台が爆弾を、 大爆音と共にその星に向けて発射した。 砲弾は、銀色のボディーを不気味に輝かせ、 真空を切って飛んでいった。 ──ふと、 地球で、 空を見上げた者がいた。 なにやら、星団のように無数の点が見える。 昼間なのにおかしいなぁと思い、 その男はしばらく空を見つめた。 点は、 みるみる大きくなり、 あっという間に 空一面を埋めつくし…… ─或る星─
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