9人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、発射装置のボタンが静かに押され、
数千万の砲台が爆弾を、
大爆音と共にその星に向けて発射した。
砲弾は、銀色のボディーを不気味に輝かせ、
真空を切って飛んでいった。
──ふと、
地球で、
空を見上げた者がいた。
なにやら、星団のように無数の点が見える。
昼間なのにおかしいなぁと思い、
その男はしばらく空を見つめた。
点は、
みるみる大きくなり、
あっという間に
空一面を埋めつくし……
─或る星─
最初のコメントを投稿しよう!