33人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺は、晴斗(はると)」
「は、はると……?」
「そう、天気の晴れに北斗七星の斗」
さっきより親しみの込められた笑顔が眩しい。
「そんでこっちが」
「司(つかさ)です、宜しく……、えっと君の名前は?」
穏やかな口調で鈴音に尋ねた。
「あの…、鈴音です」
「良い名前だね、もしかして鈴の音って書く?」
こくりと頷く可愛い鈴音。
「よし!ビンゴ」
「お前…ビンゴって、それ古くねぇか」
「いや、言うって…、ね?」
司さんはくっきりとクールな顔立ちをしてるけど、笑うと可愛らしい外国の少年みたい。
「鈴音ちゃんだって困るだろ」
晴斗さんも、ほんの少しやんちゃな顔をして笑った。
最初のコメントを投稿しよう!