桃花と鈴音のホワイトラブ?

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ロッジから一歩踏み出すと、一瞬視界が色を失う。 陽の光と辺りの白さが眩しい。 目が慣れて飛び込んできた景色は私の心をくすぐった。 とっても広いスキー場。 白い麓を滑りおりてくる人達が、カラフルな人形や玩具みたいに見える。 緩やかに空を進むゴンドラやリフトを見上げると思わずにやけちゃうよ。 キュ…、クッ…、キュ…、クッ……。 ブーツが雪を鳴らすと心も弾む。 「よっしゃ~!滑るぞぉ」 「おう!」 おバカなふたり組。 あはは、だって楽しいんだもん。   
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