プロローグ

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そして、押し入れの中へ、押し入れを開けるのは、何年ぶりなんだろう。 押し入れを開けると、段ボールが、綺麗に積まれていた。 段ボールには、マジックで、高校教科書、マンガ本、アクセサリーなど、と書かれていた。 「懐かしい。」 思わず、独り言がでた。 美咲は、宝物を探す、子供のように、ワクワクする気持ちを、抑えることが、できなくなった。 ひとつひとつ、ガムテープを剥がして、開いてみる。 高校の教科書。 「あら…。」 思わず、苦笑い。 教科書は、悪戯書きだらけ。授業、全然聞いてなかっんだな。 そう言えば、高校時代は、友達との、お喋りが楽しくて、先生に怒られてばっかりだったよな。 思い出の引き出しが、開けられると、美咲は、荷物をまとめることすら忘れ、次々と、段ボールを開いていった。
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