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まゆり「何故、屋敷内に闘技場があるのだ…?というより、広すぎはしないか…?」
キスケ「確かに…」
カスミ「ヤマト様お止めください!相手はあの『三代華族』の『天地一族』です!」
ヤマト「だからやるんじゃろ?またとない機会じゃ。この機会をいかさないでどうするんじゃ」
カスミ「しかし…」
ヤマト「疼くぜよ…!五感全てがアイツを危険と言っとる…!流石じゃ…天地 テンメイ…!」
テンメイ「……」
キスケ「宜しいのですか?もし、負けるようなことがあればタダでは…」
ダンテ「殺すようなマネしたら止めに入るさ。それに、テンメイがアレで気が済むのなら良いだろ」
アヤメ「選んだのはお前のはずだろっ。何でお前が行かないんだよっ」
ダンテ「ヤマトがやりたいって言ったから仕方なくだろ。俺も本当のアイツの本気を見たいしな。良いでしょ老衆」
老衆『ホッホホホホホホホホ!!構わん構わん。あのテンメイが喜んでいるのだからな』
カスミ「喜んでいる…?あれが…?仮面のせいでよく分からないな…」
ヤマト「よっしゃ!準備体操もこれ位で良いじゃろ!」
ヤマトが刀8本を地面にバラバラに突き刺す!
ヤマト「主は何か武器は無いんか?抜くまで待ってやっても良いぜよ」
テンメイ「……」
テンメイが懐から巨大な鉄製の扇子を2つ取り出す!
ダンテ「デカいな…?」
キスケ「アレが武器なんでしょうか…?」
まゆり「よく見るのだ。扇子に術式が書かれている。何かカラクリがあるのだろう」
カスミ「しかも、かなりの数の術式ですね…」
ダンテ「テンメイの力も見れそうだな。これもまた良い機会だな」
ヤマト「カッカカカ。面白そうじゃなテンメイとやら。お前の化けの皮を剥いでやろうかのぉ!」
ヤマトが刀の1本をテンメイに投げつける!
テンメイは扇子で吹き飛ばす!
ヤマト「その扇子を片手で振るうか!?だが、その振るのを待っておった!」
ヤマトが2本の刀を手に持ち、突風をかわしテンメイに近付く!
カスミ「流石、ヤマト様!」
ダンテ「風を出すのには、あの扇子を大きく振らなければならない。一瞬の隙を良く狙えたもんだな」
テンメイは振るった勢いのまま、回転して竜巻を起こす!
ヤマト「ぐっ…!」
カスミ「ヤマト様!?」
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