10323人が本棚に入れています
本棚に追加
ダンテ｢あ～ぁ…。折角の作戦がダメだったみたいだな｣
アヤメ｢お前の仲間だろ？良いのか手伝わなくて…｣
ダンテ｢良いんだよ。アイツはああみえても、マジで強い奴だからな。コロッと逝っちまうような柔な奴じゃないさ｣
アヤメ｢以前は居なかったが…つい最近の仲間なんだろ？そんな信じきって…｣
キスケ｢何故、そこまで主に突っ込むアヤメ。主が大丈夫と言うなら、大丈夫なんだ｣
アヤメ｢…妬いてるなドチビ｣
キスケ｢なっ…！？そっ…そんな…お前なんかに妬くわけ…｣
アヤメ｢ははぁん。お前、コイツのことそこまで好きなんだな｣
キスケ｢あ…あぅ…｣
アヤメ｢弱味取ったり｣
ダンテ｢アヤメに一本取られたなキスケ。ボロが出ちまったようだ｣
キスケ｢あ…うぅ…｣
ヤマト｢カッカカカ…カァッカカカカカカカカ！！！！そう簡単に一撃は喰らわせられんか！？じゃが…｣
ヤマトが糸を引く仕草をする。
地面に突き刺さっていた１本がヤマトの手の動きに合わせて、テンメイ向かって飛んでくる！
キスケ｢糸を刀の柄に付けていたのか…！？｣
ダンテ｢あのヤマトがタダで転ぶわけがないってことだな｣
テンメイ｢……｣
テンメイは軽々と刀をかわす！
テンメイがかわすとすぐ後ろにヤマトが近付いていた！
ヤマト｢はぁっ！｣
ヤマトが糸で引っ張った刀が手に収まりその刀でテンメイに斬り掛かる！
カスミ｢上手い！｣
テンメイ｢……｣
テンメイが扇子で防ぐ！
ヤマト｢良い反射神経じゃ！｣
ヤマトは足に巻き付けてあった刀でテンメイに蹴り掛かる！
テンメイ｢……｣
テンメイは体勢を崩しながらも、ヤマトの蹴りをかわす！
まゆり｢いつの間に、刀を足に巻き付けていたんだヤマトの奴…！？｣
ダンテ｢アイツの本当の戦い方が実はアレなのかもな。糸を用いた刀８本から繰り出す神出鬼没の技｣
カスミ｢それに加えられた古の能面によるヤマト様の技は九州でも随一だった…。ですがアナタはそれ以上と聞きました…｣
ダンテ｢そんな事は無いだろ？俺はアイツにまだ底を見せていない。かなうかどうかなんて、まだ知らないはずだ｣
カスミ｢アナタの底…ですか？｣
まゆり｢ダンテの底は知らない方が身のためだぞカスミ。ダンテの以前、倒してきた奴らはただ者じゃないからな｣
カスミ｢は…はぁー…｣
最初のコメントを投稿しよう！