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ヤマト「があぁっ!!」
ダンテ「妖怪もろとも、雷の餌食にしやがったか…」
ヤマト「クソ…」
ヤマトが倒れ込む。
テンメイ「……」
テンメイは倒れたヤマトに舞い降りる。
カスミ「ヤマト様!」
ダンテ「……」
ダンテが一瞬にして、ヤマトとテンメイの間に現れる!
カスミ「は…速すぎる…!」
ダンテ「満足したろ?お前から充実感を感じ取れる。一撃喰らわせたわりには、気分が良さそうな感情でいっぱいだろ」
テンメイ「……」
ダンテ「悪いが俺が出てきたのは、お前と戦うタメじゃない。コイツを殺そうとしていたアンタを止めに来た」
テンメイ「……」
ダンテ「俺はケガしてる奴を相手にはしない」
ダンテがヤマトを担ぐ。
ダンテ「今度、戦おうやテンメイ。ちゃんとケガ治したら、是非とも戦わせてもらうからよ」
テンメイ「次は無い」
ダンテ「ん…?何か言った…」
テンメイは指を鳴らすと空間が裂ける。
その中から手が伸び、丸焦げの妖怪達を持っていく。
テンメイ「……」
テンメイは裂けた空間の中へと消える。
老衆『ホッホホ。あのテンメイに一撃を喰らわせるとは愉快愉快』
アヤメ「そ…それじゃ…!」
老衆『わらわも満足じゃ。龍華 ツバキを解放してしんぜよう』
アヤメ「よ…良かった…」
ダンテ「ありがとうございます老衆。俺からも礼を言わせていただきます」
老衆『ホッホホ。今宵は良い戦いを見せてもらったからな』
ダンテ「それは何よりです。アナタの思われていることが叶いそうで…ね?」
老衆『…ホッホホ』
老衆の姿が消えると、ツバキが現れる。
アヤメ「兄者!」
ツバキ「うっ…!」
キスケ「主…」
ダンテ「ああ…なんとか老衆の思惑が読み取れた。ちょっと、ギリギリだったがな」
キスケ「一体…」
ダンテ「後で全員に話す。とにかく、今はコイツの治療が先だろうな」
カスミ「ヤマト様…」
ダンテ「安心しろカスミ。ただ気絶しているだけだからよ」
ダンテがヤマトの傷口に手を触れる。
ダンテの手が光だし傷が癒えだす。
カスミ「…!?傷口が治癒していく…!?ダンテ殿…アナタは…」
ダンテ「はは…。もう、俺はほとんど人間じゃないって説明した方が早いかな?さて、アヤメ達は帰れるだろ。俺らは俺らで先に帰るか」
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