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ダンテ「よし…。これで文は良いだろ…。まゆり、カラスの支度は出来ているのか?」
まゆり「うぬ。しかし、ダンテよ…。来てくれるかな…?神楽會のほとんどの人間は、ミカが選んだ者達ばかり…。慕っているのは、ダンテの母であってお前じゃ…」
ダンテ「みんな情に厚い人達ばかりだから平気さ。必ず集まってくれるはずだ」
まゆり「だと良いが…」
ダンテが数十羽のカラス達の足に手紙を巻き付ける。
ダンテ「頼んだぞお前ら」
カラスは四方八方に飛び散る。
アンナ「まあ、来なかったらアタシがひとつひとつ潰しに行くけどね」
ゴロウ「お前は本当にやりそうだから怖いんだよな…」
ホムラ「本当だよな…。そういえば、ヤマトは?」
ダンテ「シンメイとフーガを連れて、近くの森で修行に行ったよ。キスケもカスミと修行するって言ってさっき出てった」
ミィ「にゃにっ!?キスケっち水臭いにゃっ!なんでアタシを連れてかなかったにゃっ!」
アンナ「相手はカスミちゃんだろ。シンクロして勝っても、キスケちゃんは嬉しくないってことよ」
ダンテ「さて、文のことも済んだし姉貴、久しぶりにやるか?」
アンナ「何…?まさか、とうとうアナタアタシと愛と愛を交わる…」
ダンテ「違うってのバカ姉貴っ。組み手だ組み手。道場も空いていることだし、どうせヒマだろ?」
アンナ「なんだ残念…」
まゆり「まったく何を言っているのだアンナは?僕を差し引いて、そんなことをするわけ…」
ダンテ「ほれ姉貴。ふたりきりで組み手をやろうか」
アンナ「是非喜んで!」
まゆり「うぬっ!?待つのだダンテ!3分の1冗談なのだ!」
ゴロウ「それ半分以上本当じゃん…」
ホムラ「まったく…」
ミィ「ライムっちとマキュルっちはまた、タカさんとこかにゃ?」
ダンテ「バイトもほどほどにしないと身が保たないだろうによ…」
アンナ「ほらっ!早く行くわよ」
ダンテ「そんな焦るなっての」
ゴロウ「ライムはあまりダンテに迷惑かけたくないんだろうけどよ…?」
ホムラ「だよな。立派って言えば、立派なんだろうけどもさ…。ダンテもそろそろ気が付いても良いと思うんだよ…」
ミィ「仕方にゃいにゃ。ダンテはムチャクチャ鈍感だからにゃ」
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