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ライム「何…?」
ヤマト「助けてやったのに冷たい奴じゃのぉライムは…。せっかく、助けたのに何かイヤな気分じゃ」
ライム「助けてなんて…僕、言ってないもん…」
ヤマト「ったく…。ダンテやみんなから聞いてはいたが、ライムは本当にツンツンじゃのぉ」
ライム「ダンテが…そんなこと言ったの…?」
ヤマト「ゴロウもホムラも言っておったぞ?」
ライム「後で…殴る…!」
ヤマト「カッカカカ。怖い奴じゃのぉライムは?さっきのやり取りを見ておったが…お前は一体何者じゃ?」
ライム「……」
ヤマト「主は普段は隠しておるが、中は殺気に満ちておる。気が付いてはおったぞ?主が万屋の任務を受けない理由は、何かを殺すかもしれんという恐れがあるんじゃろ?」
ライム「分かったような…口を聞くな…!僕の…僕の何が…お前に分かる…」
ヤマト「分からんさ。特に誰もお前のことを話さんからな。それほどの過去があるんじゃろ?」
ライム「……」
ヤマト「俺はダンテほど読心術は無いんじゃが、ある程度はそういうのは長けておるぜよ。ライム…主はどれだけの人間を…」
マキュル「ヤマトしゃんのバカバカバカバカァ」
マキュルがヤマトのことをポカポカと叩く。
ヤマト「痛い痛い痛い」
マキュル「ライムしゃんをイジメる人は僕が許さないなのぉっ」
ライム「マキュル…」
マキュル「ライムしゃんがイヤがってるなのっ。それ以上はダメなのぉっ」
ヤマト「…カッカカカカカカ!!そうじゃなマキュルよ。ちょっとバカなマネをしたようじゃ。悪かったのぉライムにマキュル」
ライム「ううん…。仕方ないよ…。お前もバカだもん…」
ヤマト「バ…バカときたか…?年下に言われると、悲しくなってしまいそうじゃな…」
マキュル「そういえば、ヤマトしゃんは何処に行ってたのぉ?」
ヤマト「ちょっと、そこの山でシンメイ達と…おおっ!忘れておったぜよ!シンメイとフーガと家まで競争しているところじゃった!」
ライム「何してんだか…」
ヤマト「まあ良いか。軽く十数キロは離したからのぉ。ゆっくり帰るとするか」
ライム「ヤダ…。お前となんか…帰りたくない…」
ヤマト「そこまでハッキリ言うか…?本当にツンツン…」
ライムがヤマトを睨む!
ヤマト「おお…怖い怖い…」
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