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アンナ「相変わらずやるわねダンテ…。流石のアタシも息が上がってきちゃったわ…」
ダンテ「そろそろ休憩しないか…?少しばかり俺も疲れた…」
アンナ「それもそうね…。木刀もこれで3本へし折っちゃったわ」
ダンテ「俺の方なんて5本折れたぞ?姉貴、ドンだけ力入れればこうなるんだよ」
アンナ「イヤ、あれでしょ?お互い汗かいた方が何か燃え上がる…」
ダンテ「さあて、サクラ昼飯にでもしようか」
サクラ「はいなのです」
アンナ「ちょっと!またシカト!?ちゃんと、最後まで言わせなさいよ!」
まゆり「アンナよ。お前の気持ち、僕も分かるのだ。こう…互いの汗と汗とが合わさるのがたまらんのだよな」
アンナ「分かってくれるのねまゆり。その内、ダンテと…」
まゆり「うぬ。僕もそれを心から望んでいるのだ」
ゴロウ「あのふたり見た目は良いのに、性格がダンテにゾッコンだからか…」
ホムラ「軽く不気味になりつつあるぞ…」
ミィ「にゃはは…。アンナには助けてもらったけど…性格知った時にはビックリしたにゃ…」
アンナ「……」
まゆり「アンナどうした?」
アンナ「あ…何でもないわ。ちょっと、折っちゃった木刀片付けるわ」
アンナが折れた木刀を持って道場を後にする。
アンナ(ヤバいわね…。いつもなら、こんなに木刀を折らないのに…。力の加減が出来なくなってきてるわ…!このままじゃ…本当に誰かを殺しちゃうかも…)
ダンテ「おい姉貴」
アンナ「ダ…ダンテ?どうしたの?いつの間に、壁に寄りかかってたのよ、驚いたわ。何か悪いわね。こんなにたくさん木刀…」
ダンテ「相変わらず嘘付くの下手だよな。そろそろ俺に相談したらどうだ?」
アンナ「な…何のこと…」
ダンテ「鬼の力…使いこなせてねぇんだろ?」
アンナ「…!?いつから…」
ダンテ「1年前のあの戦い…姉貴のボロボロした姿を見た時には既に感じていたさ。それに、シノツカに話していたことも聞いてたしな」
アンナ「フフ…。ヒドいわねダンテは…。そんな前から知ってたなんて…」
ダンテ「なあ、姉貴。何で俺に相談してくれなかったんだ…?言えない理由が…」
アンナ「言えないわよ…。アナタはアタシの弟なんだもん…。それに抜かされてる時点で…まともな相談なんて出来やしないわ…」
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