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ダンテ「姉貴…まさかそこまで悩んでいたのか…?」
アンナ「仕方ないじゃない…。誰にもこんなこと言えないんだもの…。自分で抱えるしか…」
ダンテがアンナの唇を指先で塞ぐ。
ダンテ「うるさい口だな。俺を何だと思っているんだ?俺は神楽 アンナの家族だ。家族には何でも相談するモノだろ」
アンナ「で…でも…」
ダンテ「それとも何か?姉貴は俺のことが家族と見てないのか…?俺が…化け物だから相談出来ないのか…?」
アンナ「ち…ちが…」
ダンテ「言えよ。化け物だから卑見して相談出来ないんだろ?」
アンナ「そ…そんなんじゃない!アタシは…アタシはアナタのことを一度も化け物だなんて…」
ダンテはアンナに口付けをする。
ダンテ「バァカ。そんなこと最初から知ってるよ。姉貴が相談してこなかったから、ちょっとイタズラしただけだよ」
アンナ「なっ…。アナタいつの間に、そんなに攻め好きになったのよ」
ダンテ「るせぇっ。別に良いだろ?たまにはこういうのもよ」
アンナ「気に喰わないけど、アナタも背が伸びて簡単に唇を奪われちゃうってことよね」
ダンテ「でも、まだ姉貴の方が少し高いだろ?」
アンナ「そう簡単にはまだ抜かれないわよおだ」
ダンテ「ともかく、相談出来ることは相談しろ。じゃなきゃ、またこうするからな」
アンナ「またこうするからなって…もしかして、また口付けを…!」
ダンテ「バカ野郎っ。読心術をするってことだよバァカ」
アンナ「ちょっと残念…」
ダンテ「なんで本気で残念そうな顔をするんだよ」
アンナ「だって本当のことだもん」
ダンテ「まったくもう…」
ヤマト「カッカカカ。そこで額と額を近付けて何をしておるんじゃおふたりさん」
ダンテ「ヤ…ヤマトにライムにマキュル…!?お前らいつの間に…!」
ライム「変態…」
マキュル「ダンテしゃんもアンナしゃんも相変わらずラブラブなのぉ」
ダンテ「イ…イヤ…あの…その…」
アンナ「そうよマキュルちゃん。アタシとダンテはいつもラブラブなのよ」
ダンテ「変なこと教えるなよな姉貴…って、止せライム…。そんな冷たい目で睨むなっての」
ライム「ここまできたら…もう軽蔑するしかない…」
ヤマト「寒い季節なのに熱々じゃのぉ。俺も暖めてくれんか?寒くて凍えそうじゃ」
ダンテ「るせなっ」
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