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ツバキ「よし…。これで完全に身体は回復したな…」
ツバキが体中の包帯を取る。
アヤメ「兄者、お体の方は大丈夫ですか?」
ツバキ「アヤメか?体の方は既に完治している。もう、戦闘も可能だ」
アヤメ「それは何よりです。兄者に言われた通りに、モンザエモンには武器を作らせました」
ツバキ「良し。これで完璧だな。ビャクヤの方も済んでいるのか?」
アヤメ「あのビャクヤが支度終わってないわけないじゃんか。後は時間のギリギリまで、モンザエモンの作った武器の練習をするまでだよ」
ツバキ「そうか。時間は十二分にあるというわけだ。これで老衆の言った日までには間に合いそうだ」
ツバキは貴族服を着る。
アヤメ「兄者…」
ツバキ「そのような顔をするなアヤメよ。この戦いで俺が死ぬわけではない。そのタメにも、こうして兵も力も集めているのだろう」
アヤメ「で…でも相手は災厄だよ…?神様の子供なんて…」
ビャクヤが姿を現す。
ビャクヤ「ツバキ様、集められるだけの人数は集めました。これで完璧です」
ツバキ「良くやった。後の細かなことは任せたぞふたりとも」
ビャクヤ「御意」
アヤメ「了解だよ」
ツバキ「待っていろ老衆…。俺を餌にした代償を高く取らせてやる…。この俺がこの戦いの先人を切って片付けてやる…!」
アヤメ「兄者、アタシは何処までも着いて行くよ」
ツバキ「そうであってくれアヤメ。俺の後ろは頼んだ。そして、俺の後ろに必ず居ろ。俺はお前を護り通しとみせる」
アヤメ「はい…!」
ツバキ「ビャクヤよ。老衆の屋敷で手には入った情報はどうだ?」
ビャクヤ「はい。老衆の屋敷から探した書物を今特別班に解析させているとけろです」
ツバキ「まんまと上手くいったな。アヤメの影にお前を忍び込ませた作戦は良いモノだったな」
ビャクヤ「アヤメ様の唐突の考えでしたが、ここまで上手くいってしまって少々怖いくらいです」
アヤメ「ダンテ達を連れて行ってカモフラージュさせるのも骨が折れたよ」
ツバキが1000を超える人の前に立つ。
ツバキ「兵も力も良い感じたな。後は更なる力とあうわけだ。待っていろ…災厄…!」
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