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ここは日本。現在は天皇は神としては成立せず象徴として置かれている。
「洋介起きなさい。もう…遅刻するわよ」
いま起こされようとしている青年、多田洋介。一応学校に通っている高校一年生だ。
テレビをつける。
「こちらは生放送のニュースです。大ニュースです。王室が離婚しました。理由につきましては王室の生活に疲れたとのことです。なぜこのような異例の事態が起こったのでしょうか。専門家の……」
洋介は食べようとしたパンを落としかけた。
「えっ!マジかよ」
洋介でも王室のことはしっていた。
「そうなのよ。お母さんも驚いたわ。これからどうするのかしら」
時計を見るともう時間が無かった。
洋介は朝食を抜いて学校に行った。
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