Peace

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家から出た瞬間、まだ朝だというのに灼熱の太陽が地肌を照り付けた。 …今日の最高気温は32度 今日も夏真っ盛りの一日になりそうだな… そんな事を考えながら歩いていると、後ろから衝撃と共に聞き飽きた声が聞こえてきた。 「おはよう!春希」 振り返ると、そこには案の定゛そいつ゛がいた。 「……何よその顔」 そいつは、嫌悪感を露にした俺の顔を見ながらそう言った。 「あのなぁ美月…朝から本気で叩かれて嫌な顔しない奴がどこにいる?いたとしたらそいつは相当な変態だ」 そう言うと、 俺の幼馴染みで尚且つ腐れ縁である青山 美月(あおやま みづき)は、それもそうだねと笑いながら言った。 それを見た俺は軽くため息をついた後、また歩き出した。 「あっ!置いてかないでよ~」 そう言って俺について来る美月 これもまたいつもの風景。
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