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キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、柳城は腹を抱えて顔を歪めた
屋上のドアが開き、女生徒が数人上がってきた
「柳城君、どうしたの!?授業もこないで」
女生徒の一人が問い掛けると柳城は
「いや、持病の脊髄小脳変性症の腹が痛くなる発作が起きて保健の知識だけは良い影山に診てもらってたんだ」
「そうなの!?大丈夫?」
「大丈夫、おさまってきた。午後からは授業に出られそうだよ」
「よかった・・・私たちはやっぱ裏庭でたべるよ」
数人の女生徒が屋上から降りた音を聞くと・・・
「ぷぷ・・・脊髄小脳変性症・・・・・・絶対分かってねぇ・・・流石、仮面優等生」
俺はたまたま(これ大事)知っているが、この中学は保健はやらないからあまり知られていない
「影山、帰るか?」
柳城が聞いてきたので反射的に
「ああ。」
答えてしまった。別にいいけど
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