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「それにしても…」
俺にはわからない事があった。
「なぜ、あの時彼女と話す事ができたんだ?レイ、何かした?」
レイは首を横へ振った。
「私にはそんな力ないよ…裕太くんの持ってる力だと思うよ。」
「クソおやじは何かいってた?」
「また…ダメよ、神様っていわなきゃ。」
「まぁまぁ。」
「[ご苦労だった]って…」
「そんだけ?」
「うん。」
あのタヌキおやじ…
「裕太くん、私これで帰るね…」
来た…聞きたくねぇ…
「あ、ああ…」
「あのね裕太くん…」
「ん?」
「一昨日の…嘘じゃないから…」
一昨日?親父の病院へ行った日…何かいわれたっけ?
「一昨日って…」
「行かなきゃ…じゃさよなら裕太くん。」
「あ…」
レイは俺の前から消えた。
行っちまった…
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