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また声が聞こえた
これは…誰の声だ?
「誰だ!!」
僕は大きな声で言った
近くにいた人形達は何事かと僕を見てくる
「…あ、…すみません…」
視線に気付き、僕は回りにいた人形達に一言謝っておいた
人形達は僕が反省しているとみたのか僕に向かってニコッと笑うとまた自分達のするべきことに集中した
「…(な、なんだったんだ…?さっきの声…)」
「ヴァン?」
僕が黙っているとマリアンヌが心配したのか声をかけてきた
「!」
「どうしたのです?」
「ああ、大丈夫!な、なんでもない…よ」
僕はマリアンヌに心配かけまいとそうは言ってみたが、大丈夫じゃないのはバレバレだった
「……少し休みましょう」
マリアンヌはそういうと、僕を連れて町のすみにあった広場に行った
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