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「……………ん」
目を覚ます
どのくらい気絶していたのだろうか…
「マリアンヌ!」
僕は起き上がるとまずマリアンヌを探した
僕の腕から離れ、マリアンヌは僕の近くに落ちていた
「はぁ…良かった」
安堵のため息をつき、マリアンヌを抱き上げた
回りを見回してみるが回りは真っ暗だ
まるであの時に僕が人形の世界に墜とされた時のようだった
でも…
ただ一つ違ったのは
目の前にあった光が白銀ではなく
真っ赤だったことだ
僕はおそるおそる近づいてみた
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