たった一人の妹へ 

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病院に駆けつけた時には既に息を引き取った後だった。 眠るようにベッドに横たわる妹の顔見た時、俺は嘘だと思った。 何でなんだと。両親が亡くなり兄妹離れ離れに暮らすはめになり 挙句の果てに親戚に盥回しにされ、邪魔者扱いを受けて暮らしていた妹。 こんなにも不幸な暮らしを受けて生きてきた妹にやっと見つかったと思う幸せな日々。
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