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部屋から何か黒いものが飛び出して来た!
「飛んで来たー!しかも何かデカイー!!!」
私は目を瞑って、片手鍋を振り下ろす!
カァーーンッ!
クリーンヒットです!!!多分…。かなり良い音がしましたよ?
「ミヤ…ふぐっ!!!」
『ルー!?』
瞑った目を開けると、物置部屋から出て来たルーの口に黒いものが入っているのが目に入る。その黒いものから長い紐の様なものが伸びていて…ピクッと動いた!
…それ…もしかして!
ちゅるん…
『あ、飲んだ!』
ルーがペロリと口を舐める。
「ちょっ!待って、今のって!」
もしかしなくても、ゴキではなく…ネズ…なんじゃ!!!
「たっ、食べ…た?食べちゃったの!?鼠でしょう!!!」
ルーはコクリと頷く。
「だって、口に入っちやったしー」
嫌っ!私は、鼠を食べてしまったルーにショックを覚えた。
「お腹こわしちゃうよー!」
私は涙目。ルーはキョトン。
「平気だよ。昔は良く食べてたしー。不味くはないよ?」
ガーン!!!
そんなルー嫌だ!可愛いのに台無し!!!
「ね、鼠を食べるのが好きなの?」
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