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「別にー。どっちかって言うと、いたぶるのが好きー!ディルイート様もだよ?」
ディルもって、おいこら…。
私はこの時、決意した。
二度とこんな事が起こらない様に、ルーには料理を沢山食べさせようと!
ルーと協力してスープを作る。
味をととのえて…。うん、なかなか美味しく出来た。
味を見る私を、ソワソワしながら見るルー。私は、スープを少しお皿に入れてルーにあげた。いかがかな?
ルーが匂いを嗅ぎながら、ペロリと味を見る。
「ミヤコー!これ、意外と美味っ!!!」
お皿を舐めるルー。意外は余計だし!
「早く食べようよー!」
「えー!もうちょっと煮込ませてよ」
「もう良いよー!お腹空いたー!」
だだっ子になっているルーに、根負けする私…。
もうすでに出来ていた料理とスープを盛り付けて、テーブルに並べる。
ルーは、椅子の上に更に台を乗せて、着席していた。早くー!と、催促される。
はいはい。席に着く、私。
「それじゃあ、いただきまーす!」
「…まーす!!!」
私を真似するルーが可笑しかった。
END→本編に続く。
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