1 遥か彼方の物語5.5

7/7
前へ
/165ページ
次へ
「別にー。どっちかって言うと、いたぶるのが好きー!ディルイート様もだよ?」 ディルもって、おいこら…。 私はこの時、決意した。 二度とこんな事が起こらない様に、ルーには料理を沢山食べさせようと! ルーと協力してスープを作る。 味をととのえて…。うん、なかなか美味しく出来た。 味を見る私を、ソワソワしながら見るルー。私は、スープを少しお皿に入れてルーにあげた。いかがかな? ルーが匂いを嗅ぎながら、ペロリと味を見る。 「ミヤコー!これ、意外と美味っ!!!」 お皿を舐めるルー。意外は余計だし! 「早く食べようよー!」 「えー!もうちょっと煮込ませてよ」 「もう良いよー!お腹空いたー!」 だだっ子になっているルーに、根負けする私…。 もうすでに出来ていた料理とスープを盛り付けて、テーブルに並べる。 ルーは、椅子の上に更に台を乗せて、着席していた。早くー!と、催促される。 はいはい。席に着く、私。 「それじゃあ、いただきまーす!」 「…まーす!!!」 私を真似するルーが可笑しかった。 END→本編に続く。
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1476人が本棚に入れています
本棚に追加