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「何だよ?ミヤコ…何かしたのか!?」
ええ…頭突きを少々…。言える訳が無い!
「起こしに行ったけど…?」
すると、また足元からルーの声。
「ディルイート様の事、襲ったんだろう?黙っててやるから、正直に話せー」
コショコショと喋ってるけど、ディルには丸聞こえ。ディルがニヤリと笑う。目は怖いけど!!!
逆に私が襲われ掛けたんだよ!!!でも、頭突きしたのがバレるのも嫌なので、黙っていると、ルーが更に私に寄って来て言った。
「欲求不満もホドホドにな?」
クシシ…と笑いながら、私の足をポンポン叩く。
「ちょっと!!!何を言い出すのよ!」
流石にもう、黙っていられなかった。あらぬ疑いをかけるな!
「そう言う事なら、直接言えよ。相手してやるし…」
ディルまで!!!私はビックリ。信じないでよ!
「誤解だから、そんな真顔で言わないで!」
ディルが、下を向いてククッと笑った。ルーは、私の足を叩き続けている。
「恥ずかしいんだろー。分かった分かった。分かったから、おかわり入れて!」
ええっ!?ルーの背中には、またちゃっかりとお皿が乗っていた…。
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