1 遥か彼方の物語5.5

2/7
前へ
/165ページ
次へ
私は高梨都(タカナシミヤコ)。 信じられない体験をして、魔法の存在する異世界に来ました(本編参照)。夢ではありませんでした…。 元の世界へ帰る為とは言え、魔法使いの家に置いてもらう代わりにメイド契約する事に…。 この家の掃除してなさっぷりに、メイド契約した事をちょっと…いや、かなり後悔中(泣)。 しかも…この家の魔法使いは、身勝手で意地悪で俺様!何度からかわれた事か…(泣)。 魔法使いの名はディルイート。黒猫姿の使い魔ルーと2人暮らし。 今晩はついに…と言うか、お料理をします! 見たことない野菜を見た時は、正直、無理だと思ったんだけど、まあ…何とか?なるようになれ!だ。 只今、ルーと一緒にキッチンへ向かっています。 ルーはかなり期待してくれているらしく、鼻歌まで歌っている。足取りも軽い。 「ルーは何でも食べられるの?」 「うん!腐ってなければね。何でも食べるから早く作ってー」 「あ…そう…だね」 気持ちの萎える返事をありがとう…。ま…でもある意味、気が楽になったよ。 キッチンに着く。 私、昨日ビックリしたんだ。埃を被っていたわりには立派なキッチンだったから…。
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1476人が本棚に入れています
本棚に追加