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「ルー。此処に一緒に来たって事は、手伝ってくれるんだよね?」
ルーがビクッって跳ねた。
「えっ、俺はー…」
ソロソロとキッチンの出口へ…。こらこら。
「ルーが協力してくれたら、早く出来るんだけどなー」
グウ~
タイミング良くルーのお腹が鳴る。
「し、仕方ないなぁー」
モニョモニョ言いながら戻って来た。耳も尻尾もたれている。可愛いすぎだ。
「ルーは火を起こして。そしたらお鍋かけるから」
「何だー。そんな事なら直ぐにやる」
何を想像してたのよ…?ルーは、さっさと物置部屋に入って行った。
「ランプは?」
「平気ー」
猫って夜目がきくんだっけ。あ、猫じゃないか。紛らわしいな…。可愛いからいいけど。
さてと…。私は昨日、色々味見した野菜や卵などをテーブルに用意する。
取り敢えず、スープを作ろうと思っていた。余ったら、明日の朝も食べれるし、多めに作るんだ。
よし!私は、下ごしらえを始めた。
あらかたの準備を終える。
集中していて気が付かなかったけど…ルーが出て来ない。
「ルー?」
シーンとしている物置部屋。まさか!!!
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