1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の叫びも相手には何の脅しにもならない。
『レイジさん、先に質問したのは僕だよ?』
俺の質問に答える気配は全くなく淡々と話をしてくる。
「テメエの質問なんか知らねぇ、質問してるのは俺だ」
引く引く、昔の俺に戻るように威圧的な声を搾り出す。
『レイジさん』
「答えやがれ!!」
『質問してるのは僕、レイジさんが答えてくれたら僕もちゃんと答えるから』
苛立ちが頂点に達した。
燃えるように熱くなる身体。
『どうなるの?CHILDREN KINGDOMに興味があるの?』
「どっちだろうがお前にゃ関係ねぇ」
身体が浚に燃える。
せっかく乾いた身体からはじんわりと汗が出ていた。
「ユウヤはどうした?」
するとやっと諦めたように相手はフゥーっとため息を吐いた。
最初のコメントを投稿しよう!