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「わかった、答えてやるよ」
そう返した俺に嬉しそうな声で問い掛けてくる。
『それじゃあレイジさんはCHILDREN KINGDOMに興味があるよね?』
「あぁ」
『なんで興味があるの?』
本当に少年のような無邪気さで質問を投げ出してくる。
「最初は俺が居ない間にこの街を手に入れた事を知って興味が出た」
『最初は?じゃあ今は?』
「正直、何故興味があるのかは自分でも解らない。
ただこの街で俺がもう一度生きるにはCHILDREN KINGDOMが必要だと思った」
『うんうん、やっぱりレイジさんだ、感覚だけで答えを見つけるんだもん』
きっと今のこいつはキラキラと目を輝かせている事だろう。
「答え?どういう意味だ?」
しかしその言葉に俺は意図を見つけられない。
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