1st Contact

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『僕が最初にレイジさんに言った事を覚えてる?』 混乱気味の頭を無理矢理に回転させてやる。 「ゲームをしようってやつか?」 『そう、それだよ。 レイジさん、僕とゲームをしよう?』 子供が友達を誘うように問い掛ける。 「どんなゲームだ?」 少なからず俺はこの”ゲーム”というものに興味があった。 『簡単なゲームだよ、レイジさんが僕を見つけるだけ』 どう?簡単でしょう?とでも言いたそうな声。 しかし簡単だなんてとんでもないだろう。 どこの誰かも解らない奴を捜すだなんてまさに砂漠で目的の砂を見付けるようなものだ。 「おいおい、いくらなんでもそいつぁ無理だろう?」 『うん、そうだね。 今のままじゃ無理だろうねこのままじゃあゲームにならないね』 俺の返事を予想していたようにすぐに返事が返ってきた。
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