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パイ山から少し離れた喫茶店”銀馬車”
中学の時から通ってる店だ。
古く寂れた外観。
年期の入った扉には鈴が取り付けられていて、扉を開けるとチリリンと心地良い音を奏でる。
中に入っても見えるのは使い込まれたテーブルや椅子。
しかしその見た目とは裏腹に店内は綺麗に掃除されている事に気付く。
店の中には3、4組の客。
この店のこの時間を考えるならば多いくらいの客入り。
俺は迷う事なくスタスタと1番奥にある4人掛けのテーブルに座る。
それに続くようにユウヤが向かいの席に座った。
「コーヒーでいいか?」
そう尋ねてやるとユウヤは頷く。
2年前は華奢だった身体も少しは肉が付き男らしい身体付きになっていた。
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