7人が本棚に入れています
本棚に追加
第1部 待ち合わせ
私の名前は稲東祐竹。二十歳。ファミレスで人を待っているところだ。
ところで、家の私の部屋には、ピカピカに磨かれた茶色の蓄音機がある。大きさ的には電子レンジぐらいだろうか。
彼女からもらったのだが、いらないと言ったのに私の部屋にむりやり置いていった・・。
でかいラッパは内蔵されているそうで見た目はコンパクトだが、邪魔なことにかわりはない。
あいつの趣味はオルゴールなのだが、どうして蓄音機なのかよくわからない。なぜ?
最初のコメントを投稿しよう!