彼女との思い出と骨とう市

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 連れて行かれていく私が恵子の車の運転手をしてあげていたが、 車中、出し抜けに恵子が 「会わせたい人がいるの」と言った。 「誰に?」と私は聞いたが、ハッとした。まさかお父・・・。 「動崎石太郎さん」と恵子が言う。 「・・・それ誰?」  二人をのせた軽自動車は骨とうのイベントをやっているコンベンションセンターへと向かっていた。  車を運転しているせいか、今日は特に日差しがまぶしい。
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