第1部 待ち合わせ

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考え事を始めた私に、恵子が気がついた。 「ちょっと、ねえ、どうしたの?わたしの話聞いてる?」         「お、おおヨ。で、何?」 私は一応 聞いてはみたものの、恵子が手に持っている分厚いやつがオルゴールの資料だということは、見ないでも分かる。             
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