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「朝からお熱いことで」
しょうみネエと別れてからすぐに声をかけられた。
「・・・やっぱ、端から見たらそう見えるか。」
「そうとしか見えないが・・・照美さんはいつもあんな感じだからな・・・お前も大変だな。」
そう言って、うんうんと言いながら俺の肩に手を置いてきた。
「・・・・・解ってくれるか、心の友よ!」
「まあ、ムカつくのには変わりはないけどな。あんな美人で性格の良い人と朝からイチャイチャしてるの見てたら・・・殴りたくなるのが男のサガだ!」
いきなり打たれた。
「痛い! なにすんだよ、勇次!?」
こいつは悪友の勇次。
どっからどう見ても、ヤンキーなニーちゃんだ。
茶髪で、制服も原型がないほど改造?してるわ、遅刻は当たり前だわ、とにかくヤンキーとしか言いようがない奴だ。
だが、なぜか俺とは馬が合うみたいで、よくつるんでいる。
・・・ちなみに俺はヤンキーではない。
「輝矢坊! おはようさん!」
「あ、おはようございます。今日も良い天気ですね!」
「てるやお兄ちゃん、おはよう!」
「おう! おはよう、ミカちゃん! 気をつけて学校いきなよ!」
「うん! また今度公園で遊んでね! いってきまーす!」
ほら、好青年でしょ?(自分で言うな)
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