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俺は急いで家に帰るため、はしっていた。
今日は、夕日が綺麗だった。
川沿いを走って橋を渡ろうとしていたら、橋の真ん中あたりに人影があった。
夕日に染まり、髪の毛が金色に見える。
その姿は、髪の色以外はよく知ってる人物だ。
しょうみネエがそこにいた。
いつもと違う感じで、何というか・・・金髪がとても映える・・・。
少し見とれていた。
が、少し考えて「しまった!」と思った。
「しょうみネエ!?」
俺は待たせてしまったから途中まで迎えにきたのだと思い、急いで声をかけた。
しかし、しょうみネエは全く反応しなかった。
「・・・・あの、しょうみネエ?」
恐る恐る近づいて再度声をかける。
しょうみネエは、こちらを向いてキョロキョロと周りを見ていた。
そして、俺を見て首を傾げた。
ん?
なんか反応が変だな?
「あの、ワタシになにかようですか?」
・・・・・・・・・あれ?
なんか・・・違和感を感じるぞ。
ていうか、近づいて解ったのだか・・・髪の色が光のせいで金髪に見えた気がしたが・・・普通に金髪だぞ。
・・・・・もしかして・・・・・別人か?
「?」
しょうみネエにしか見えない(髪の色以外)女の人は俺を見ながら首を傾げていた。
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