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「八・テ・ィさ~ん!出来ましたよ~!」
「ん。」
ハティさんはフォークを持ちながら新聞を読んで待機していた。
一切れに切ったケーキをお皿にのせてハティさんのディスクの上にに置く。
「ささっ!どうぞ!今日は最高の出来ですよ~♪」
僕がそう言うと、ハティさんはケーキにフォークをさした。
そしてフォークによそったケーキを口に運ぶ。
僕はハティさんの感想をワクワクしながら待った。
「………」
ぱくっとケーキを口に入れたハティさんは、何故か見る見るうちに顔を歪め始める。
「?どうしたんですかハティさ…」
「甘すぎるわボケがァァ!!」
サクッとハティさんは僕の額にフォークを突き刺した。
フォークは無いでしょ。フォークは。
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