G-2と凸凹東方妖怪の話

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「!?劉崋(ルカ)…?か…?貴様!どこから湧いて出た!?」 ハティさんに抱き着いて来たモノ。それは真っ赤な髪の着物を着た青年だった。劉崋、とハティさんに呼ばれたこの人は、ハティさんに抱き着いたまま離れない。 「どこって…窓。全開に開いてるからさ~入っていいのかと。」 「馬鹿か貴様!!人の家にあがるのに窓から入る奴があるか!!」 「いいじゃ~ん。俺とハティちゃんの仲だろ?」 「殺す。」 「いやんv物騒だぞハティちゃ~んv」 「気色悪いわカス!」 ハティさんは劉崋さんを引きはがそうとするが、当の劉崋さんは未だに抱き着いたままだ。 ハティさんも今回は本気で嫌がっている。 ていうか……。 「な、な、な…ななな何なんですかこの人は!?いきなり出てきてハティさんに抱き着いて!猥褻行為ですよ!その前に不法侵入ですよねどう考えても!!」 すっかりかやの外だった僕は、劉崋さんをビシッと指差して言った。 .
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