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ハティさんの心ない言葉に半泣きになりながら訴える僕の上に、劉崋さんがのしかかった。
「いーだろー?ハティちゃーん。それともアレかな?一人ぼっちじゃ寂しい~?」
ピキッ
からかうような劉崋さんの口調に、ハティさんは額に青筋を浮かべて眉を寄せた。
そしてギンッと僕を睨む。
「へ?ハティさ…」
「いいぞ。連れていきたいなら勝手に連れてけ。」
え、
「マジで?やった~v」
劉崋さんは僕の上からどいて嬉しそうに言う。
ちょっと待ってください?
ハティさん…今、なんて…?
「う、嘘ですよねハティさん!?まさか本気じゃありませんよねぇ!?」
「やかましい。」
バキッ
泣き付く僕をハティさんはイライラしながら殴り飛ばした。
そして吹っ飛んだ僕をギロッと睨み付ける。
「お前のようなクソ甘ったるい洋菓子しか作れない奴はいらん。」
ズガァァァン!!
ハティさんの言葉が頭に響いた後、僕は頭の中が真っ白になった。
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