G-2と凸凹東方妖怪の話

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ハティSide 何故か魂が抜けて、本当の死人のようになってしまったマミーをかかえて劉崋は窓に足をかけた。 帰りくらいドアから帰れ。 「ホントに一人で大丈夫かよ?」 「黙れ。貴様に居座られるくらいなら一人のほうがマシだ。」 そう返すと劉崋は苦笑した。 それがムカついたから奴を軽く睨んでやる。 「そう睨むなって~んじゃ、マミーちゃん借りてきまーす。」 「さっさと消えろ。」 吐き捨てるように言うと、劉崋はヘラリと笑みを浮かべて窓から飛び降りた。 それを見て私は誰もいない相談所を見渡す。 こんなに広かったか? アイツに出会う前は一人で住んでいたのに、その時より広い気がする。 「…馬鹿馬鹿しい。」 ため息混じりに呟いて、いつものようにデスクの椅子に座り新聞を広げた。 あいつらは馬鹿だ。何度やっても学習しない。 楼嵐も今回で何回目の家出だか。 その時。 「ふぅ…ここまで長い道程だった。」 突然、相談所のドアが開いくと共に、聞き覚えのある声が飛び込んで来た。 .
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