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俊「今から「ゲーム」について教えてやる、良く聞けよ?」
誠「はいはい…」
どうやら…面倒事に巻き込まれそうだな…
俊「「ゲーム」ってのは、簡単に言うと「騙し」だ。
適当な男にお前が貰ったのと同じ「ラブレター」を送りつけ、呼び出す。
話によれば、これがまた相当可愛いらしい」
誠「顔が良い代わりに性格が最悪。良くあるタイプだな」
俊「ま、そゆことだな。続けるぞ?
呼び出した後しばらく付き合って、そいつの心を完全に掌握するらしい。
つまり、虜にするんだな…
ソンでもって弄んだり貢がせるだけ貢がせたら切り捨てて、付き合って見つけた秘密をエサに口止めする。
あとはゴミ箱行きだ」
誠「大した「遊び」だな…そりゃ儲かりそうだ」
俊「言ってる場合じゃないだろ?」
誠「で、俺にそいつを止めろ、と…」
俊「頼むぞ」
誠「…面白そうだ」
俊「さっすが誠治、やってくれると思ってたよ!」
誠「ただ注意するだけじゃつまらなさそうだな…」
俊「…は?」
誠「どうせなら、そいつも同じ目にあわしてやる」
俊「まさか…お前」
誠「そ♪そのまさか。
相手とワザと付き合って、相手をマジにしてやる。
そんで相手が本気で俺を好きになったときに、一気にズバッと切り捨てる!
完璧じゃね?」
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