白石小雪

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が、白石さんの反応はとても意外なものだった。 「ご、ごめんなさいっ!!わ、わた、私……その……触っ……触ちゃっ……ごめんなさいっ!!」 凄くオロオロしながら謝る白石さん。どうやら初対面の俺に触れた事に罪悪感を覚えたらしい。 何でだ?純情なのか? 「いや、大丈夫だよ?」 「もうしません!!ごめんなさいっ!!」 人の話を完全無視して頭を下げる白石さん。大丈夫っつってんだろーよ。 だいたい支えてくれたんじゃんか。感謝する事はあっても、恨むことは無いだろ。しかも服の上からだぞ? ……オーバーなやつ。 そんなことを俺が考えていると、病室のドアがガチャっと開き、一人の看護婦が中に入ってきた。 あ、今は看護師に変わったんだっけ?入ってきたその人は、見たところ二十代前半くらいの、栗色セミロングの美人さんだ。 「元気そうね!」 その白衣を纏った美人は、俺の方へ歩いてきた。 この人なら知ってそうだ。 「俺……どうなったんですか?」
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