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「そんなんじゃねーよ」
「そうです。そんなのじゃありません」
俺はミーマインと一緒に全否定した。でもレオンの方は未だ半信半疑だろう。
「…ふーん。ま、いいや。それよりもミーマインちゃ~ん、この戦争終わったら、俺と結婚しよ?」
また…
「お前、いきなりそれは…」
「嫌です」
即答か…。見るとミーマインの顔は先刻と変わらず穏やかだ。一方レオンは驚愕の顔のまま固まっていた。
「そんなことよりシン少尉、早く整備を終わらせてしまいましょう」
すると再びレオンが顔を上げ
た。
「俺もやる!」
「お前…自分のやったの?」
レオンは黙っていた。
やっていない様だ。俺は作業を開始した。
「…ミーマイン。燃料が少ししか入っていないぞ」
「え?本当だ。でも燃料は自動補給のはずなのに」
自動補給とは決められた量の燃料を自動で燃料庫からパイプ補給するシステムだ。
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