プロローグ・過去1

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ウィンがくるっと右に周りその場を離れると皆一斉に動きだす。 僕はガルシアくんと一緒に城下街へ向かって走り出した… 城下街は今日も賑やか、いつものように買い物するおばさんや何を買おうか迷ってる青年、いつもの風景。 アポロとガルシアは城下街で色々見て回った。2人でこうして歩くのも実に久しぶりだ、軍に入っても一緒のペアだったが平和な道を歩くのは軍に入る前が最後、ガルシアは久しぶりに楽しむことができた。 街中でアポロと買い物、そして食事など普段することのない自由な時間、 「アポロ、口の下になんか付いてるぞ?」 はしゃぐアポロの口元にはさっき食べたパンのクズ、ガルシアは手を伸ばしパンのクズを優しく取ってあげる。
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