プロローグ・過去1

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「あっ!ガルシアくんアリガト、ねぇ次はどこに行こうか?」 アポロの無邪気の質問、いつもの事だが一緒にいると不思議と退屈しない、それがアポロのあるいみ才能なのだろう。 普段軍にいる俺達は城下街に出る事はめったにない、それに城下街の人々はあまり軍人の事を好まない、しかしアポロはまるで常連、ってかもはや城下街を知り尽くしている。 (こいつ勝手に城抜け出して城下に行きまくってやがったな…ったく) ガルシアの思う通りアポロは軍人なのに城下街の人々に好かれていた。 街の子供達からもアポロは人気でガルシアと歩いている時でも子供がよくアポロに近寄ってきている… 楽しい時間も終わり、2人は城に帰りそれぞれ部屋へ戻る、アポロとガルシアは向かい側、ガルシアは部屋に戻るなりベッドの上で泥のように眠った。 この後何が起こるか予想もつかないまま……
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