旅立ちの朝

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ここは東京のとあるマンション。 日曜日の昼下がり、高校受験を控えた少年がテレビの前にいた。 少年は身長160㎝ぐらいで、やや細身。 真剣な顔つきでテレビを見ている。 「カーイーン!」 「うおーっす!居るかー!?」 「居るよー。あがっていいよー」 2人の友人がやってきた。 カインと呼ばれたのはテレビを見ている少年だ。 「何見てんの?」 「やあ、コード。たまたま面白そうな番組見つけてさ」 カインにコードと呼ばれた少年は、テレビを覗き込んだ。 「明日で時効を迎える凶悪犯罪…。カインってこんなん好きなんだっけ?」
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