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「これ……鍵……?」
――ズキン。
痛っ。
頭が痛い。
まるで過去を思い出そうとした時の様な……否、それ以上の頭痛が私を襲う。
ズキン、ズキン、ズキン
「いっ……っ……」
突然、顔をしかめてうずくまる私に気付き、涼が駆け寄る。
「亜希!?」
「痛い、いた……」
「亜希!」
あまりの痛さに、意識が遠のくのを感じた。
それと同時に、私の意識は夢の中に引き込まれていった。
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