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「……ようちゃんは、死んでしまったの」 涼が息を飲む音がした。 突然だった。 夏休みも後半に差し掛かり、真夏の暑さにも大分慣れてきたある日。 私とようちゃんは、いつものように街の中心から少し外れにある神社に来ていた。 そこは周りに木が生い茂り、私たちを容赦なく照らす太陽から守ってくれているような気がした。 「宝物をうめようよ」 最初に提案したのは私だった。
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